2009年4月30日木曜日

デジカメをメモ替わりに。

デジタル・カメラ、略して“デジカメ”。

最近の“デジタル家電”と呼ばれるジャンルでも、結構中心的存在ですね。

皆さん、お持ちでしょうか?

私は、何台か持ってます。で、大体毎年一台、新しいの買ってますww。これらの機種って、1年くらいで大きく進化するので、それに合わせて、毎年仕入れるわけです。勿論、「仕入れる」だけだと増えちゃってしょうがないので、ちゃんと“さばいて”ますけど。

デジカメの主な使い道は、「写真を撮る」なのですが、これが「一眼レフ型」ですとそのままの意味で受け取ってもらって良いと思います。しかし、世間に多く出回っている「コンパクト型」だとちょっと話が変わってきます。

最近のデジカメの多彩(多機能)ぶりはちょっと驚く程のものがあります。

メモリが安くなり、画素数が増えてもちゃんと保存が出来るようになったのですが、それにも増して“他の機能”での応用範囲が増えたと思えるのです。


●動画機能の進化。
 動画の需要がたかまっております。You Tubeやにこ動の例を挙げるまでもなく、“普通の人”が“普通に撮った”日々の暮らしが、世界中で共有出来るようになったと、同時に、それを記録するためのハードが注目を集め、広がっていきました。

 携帯電話にも、当然ながら動画機能が搭載され、内蔵メモリやバッテリーの許す限り、動画を録画できるようになりました。(これの弊害も無い訳じゃないですが…)

 携帯の動画よりももう少し上のレベルの動画が撮れるのが、デジカメです。

 携帯電話に付いているレンズよりも、かなり良いレンズが付いているので、携帯動画よりもまともな“動画”が撮影可能。また、画角も変更できるので、いろいろなメディアにも対応出来ます。まあ、「携帯よりもまともに撮れる」という認識でいいと思います。

 更にキレイに撮りたい場合には、デジタルビデオカメラがあります。こちらも相当値崩れをしているので、容易に手が届くようになりました。DVDやブルーレイで、誰かに見せる用途であれば、これが一番、なのは当然ですが、取り出し方にまだ少しコツが必要なので、それ程“手軽”と言うわけにはいかないかも。最近のDV(デジタルビデオ)はハイビジョン対応(HDと言う奴)なので、データ的にToo Muchな感じがする場合もあります。

 まあ、そんな意味でも、デジカメで撮る映像って、“そこそこ手軽に、そこそこの映像”を記録→活用する事が出来るデータ形式なんですね。

そんなわけで、まずはデジカメ一台で、ムービーと静止画の2通りのシーンの記録が出来ます。


●音声記録の装備
 「画像を記録する」というのが、本来のデジカメの機能ではありますが、「画像なし」の「音声だけの保存=録音」機能もずっと以前から持っていました。これは、“長時間のライブ”や“講演”等を記録する時には非常に重宝します。
 主にモノラルでの録音になってしまう事が多いのですが、友達のライブやちょっとした取材などは、「デジカメで音を拾う」なんてことが、増えました。動画記録用のマイクで、音声だけを録る感じですね。バッテリーの消費も少ないので、長時間、記録する事が可能です。
 僕の場合、知り合いのライブ等で最初は写真や動画を撮って、後は録音しっぱなしで音楽に浸る、なんてスタイルで、楽しんでます。

 勿論、そのライブや講演によっては「記録禁止」のところは多いので、注意が必要です。


●画像メモとして使う
 暗いところに強かったり、画像の解像度が上がったりしたせいで、デジカメは意外にメモとしても役立ちます。良く初めての場所に飲みに行ったりする時、時間表を軽く撮影して、終電の時間をチェックしたり(携帯サイトが使えない時)、観光地でその由来を書いてある石碑とかの写真を撮って、後で読んだり、乗った列車や船の名前を控えたり、カンタンにビジュアル・メモが作成できるのは嬉しいです。


そんなわけで、ここで、最新デジカメの購入ポイントについて、少し考えてみましょう。

●性能は?
1)画素数について
 最近のデジカメはコンパクトタイプでも、画素数が1000万を超えています。これ、正直あまり大きな意味を持たない場合が多いです。1000万画素だと、相当精細な画像が記録を出来ますが、それを何に使うのか、が問題となります。
 例えば、雑誌の表紙に使いたい、また来年の大判カレンダーの写真を撮りたい、等のニーズに使うのであれば、画素数は多ければ多いほど良いと思います。しかし、普通の人がスナップとしてとり、HPやブログなどに掲載するのであれば、実質的に200万画素程度で充分で、1000万画素の画像は、データが重くて処理に時間が掛かります。また保存しておくのも、大変ですよね。

 画素数は、800万画素もあれば、素人には十分と言えるでしょう。しかし、最近はないんですよね、逆に、この位の性能のモデルが…。

 まあ、大は小を兼ねる、とも言いますので、大きい画素のものでもいいんですけど、設定で中くらいのレベルに下げておくと、使いやすいかと思います。

2)画像エンジンって?
 デジカメはある種のコンピュータを搭載しており、撮像素子が集めた光の具合を分析し、それを「画像」に変換していきます。その為のソフト&ハードのことを「画像エンジン」と言います。
 これには、各メーカー毎の映像に対する考え方が色濃く反映しており、同じ風景でも、メーカーや機種の発売時期により、微妙に違ってくるのが、このガジェットの面白いところです。

 フィルムカメラの場合も、フィルムやレンズ、シャッター形式により微妙なニュアンスの差が出ていましたが、デジカメにも、かなり顕著に、その傾向が現れます。勿論“技術力の差”と言う言い方も出来ます。

 デジカメをお買いになる際には、各種“比較サイト”等で実際の“絵”を比べてみて、感覚的に色味が「好き」とか「嫌い」で選んでみてください。

 また、最終的に「何で見る」ことが一番多いのか、を想定する事も、ポイントの一つだと思います。例えばホームページやブログに掲載して、コンピュータのモニターで見る事が多い人や、必ず“プリント”して、紙として見る事が多い人。また、紙も、家のカラープリンターで印刷するか、印刷所でちゃんと刷られたモノとして見る事が多いのか。(これは少なそうですね)

 主に、コンピュータ上で見る場合は、多少の事は修正が効きますので、まあ、撮れていれば何とかなる、と思っていいでしょう。

 勿論、コダワリ!な一枚をお求めのあなたには、それなりの選択をお勧めします。


3)速写性
 「を!これ撮りたい!」というシーンに巡り会う事は、そう多くはないでしょう。いわゆる“シャッターチャンス”って奴です。これを逃したら、一生同じ光景に出くわす事は無いかも知れない。そう思うと、カメラの性能って、絵がどうの、画素数がどうの、って事よりも、「速写性=機動性」が一番大事だな、と僕は感じております。
 デジカメの場合は、一応コンピュータが入っている関係上、スイッチを入れてから、機能が全部目を覚ますまでに、数秒かかる場合があります。この時間が、大事なシャッターチャンスをモノに出来るかどうか、の瀬戸際です。

 デジカメのカタログなどを見ていると、必ず「立ち上がり時間」が記載されておりますので、これもチェックして、「このカメラは、スイッチを入れてから何秒後に使えるようになるか」を覚えておく事は、非常に大切です。

 後、電源スイッチの押しやすさ、も結構影響あります。慌てると、全然スイッチ押せないものが、結構あるんですよね。


4)その他のチェックポイント
 意外に大事なのが、その「メディア」です。今は圧倒的にSDカードと言われているタイプが多いですし、容量辺りの価格も一番下がっているので、使いやすいです。このカード、最近のパソコンにはダイレクトに挿せるポートが付いていたりしますので、データの取り出しが非常にカンタンで、使い勝手は良いです。
 携帯電話に使われているMicroSDカードも安くなってますが、小さすぎて、かなり使いにくいと感じます。

 最近は少なくなりましたが、大型のデジタル一眼には「コンパクトフラッシュ」というメディアが使われておりましたが、最新の機種には、搭載される事は減ってきました。

 ソニー独自の「メモリースティック」や、その他の死に損ないのメディアを採用したモデルを買ってしまうと、結局後で、高いモノについてしまう可能性が高いです。注意しましょう。

 後は、コンパクトカメラの場合、大きく分けてレンズがボディから“飛び出す”タイプ、と“飛び出さない”タイプがあります。どちらも好き好きなのですが、飛び出すタイプの方がいいレンズを付けやすい傾向があります。しかし、レンズが出たり引っ込んだりするタイムラグもあるし、バッテリーも無駄に使っている感じがするので、僕はいつも“飛び出さない”タイプのカメラを使っています。

 後は、連写機能とか、手ぶれ補正機能とか、いろいろありますが、一言で言えば、「新しい程よい」ので、買える範囲で、新しいモノを買う、という選択が妥当です。しかし、半年や一年ではそれ程“劇的”な進化は無いと思うので、機種を選ぶ際に、あまり重要な要素にはならないと思います。(何も、1回のシャッターで30コマも連写しなくてもいいと思いますよ、普通)
 まあ、有ってもいいけど、多分使わない、機能となるでしょう。

 「暗さ」に対しては、結構各社アプローチが違ったりしてましたが、最近はそれもほぼ足並みが揃った感じで、どれを買っても、それ程“失敗した!”と思う事はありません。
 願わくば、人間の目と同じくらいの明るさで写真が撮れるといいナ、と思ってます。まあ、物理的には撮れていても、画像が荒れていてとても“鑑賞に値する”ものでは無い事が多いので。

 この辺りの技術も日進月歩なので、もう何年かすると、“ネコの目”レベルで写真が撮れるカメラが出てくる事でしょう。
 実際のところ、「それもどうなの?」とか思っちゃうのですが…ww。



 以上、デジカメを活用するため、購入するためのヒントを書いてみました。

0 件のコメント:

コメントを投稿