2009年6月7日日曜日

鳩山総務大臣は、最悪の人物だ。

日本郵便の西川総裁を徹底的に目の敵にしている、鳩山総務大臣。

なぜなのか?

彼は、小泉⇔竹中の政権が行った「郵政民営化」が気に入らないだけのだ。
現在の自民党の参議院での絶対多数は、国民が「小泉改革」に期待したものだ、ということをすっかり忘れ、“改革につばを吐きかける”ような愚かな行為だ。

鳩山総務大臣は、国民の敵だ。

西川総裁は、住友銀行の頭取を経て、2005年まで住友銀行系列の会社の顧問をしており、何不自由なく“余生”を送るはずだった。しかし、小泉内 閣の「郵政民営化」という大命題の実現のため、他に適任者がおらず、泣く泣く引き受けた、要は「貧乏くじ」を自ら引いた、立派な人だと認識している。

確かに「けんぽの宿」をオリックスに一括譲渡しようとした行動は、多少性急で問題があるかもしれない。只、それとて、取り方によっては、「一刻も早い民営化」を実現しようとした結果であり、一概に攻め立てるには値しないものだと、解釈している。

また、東京駅前の東京中央郵便局の建物だって、大した“文化的価値”があるとも思えない。
僕は仕事で、隣の東京ビルに5年ばかり日参したものだが、東京駅の駅舎は存在価値を見出せるが、中央郵便局の建物は、単なる古びたビルで、「文化的価値」の欠片さえ見出せなかった。

あんなものを見て、「悲しくて涙がでる」のは、鳩山邦夫だけだろう。

やつのやっていることは、単なる“いじめ”だと思う。

西川さんがいなかったら、今の日本郵便は成立さえしていない。
彼は一種の“スケープゴート”となることを進んで受け入れた“奇特な人”だ。

元々、郵政民営化に、それほど大きな意義なんてない。
単なる“官僚政治”へのアンチテーゼなのだ。

その、意味のない施策のために、彼は身を投げ出したのだ。むしろ、尊敬に値する人物。
それを目の敵にして、事あるごとにイチャモンを付けている鳩山大臣は、最悪の人間だと、解釈している。

それを何も処分せずに好き勝手やらせている麻生総理も、大馬鹿だ。
ますます、このまま自民党をのさばらせていてはいけないな、と思う今日この頃だ。